ポイント投資のメリット・デメリット 投資商品の使い方

ポイント投資のメリット・デメリット 投資商品の使い方

この記事の監修者:伊藤亮太FP事務所 伊藤亮太

ポイント投資のメリットやデメリットについて知りたいな。
それぞれの投資商品によって違いもあるんだよね。

カクカク

マルマル

ポイント投資には大きく分けて「投資型」のポイント投資と「運用型」のポイント運用の2種類があるよ。
それぞれの使い方について説明していくね。

ポイント投資のメリットやデメリットについて知りたい人向けに、それぞれの投資商品の良い点、悪い点について説明して行きます。

ポイント投資は大きく分けて、「投資型」のポイント投資と「運用型」のポイント運用がありますので、それぞれの長所や短所についても解説して行きます。

ポイント投資のメリット

ポイント投資のメリット

  • 貯まったポイントで運用するので、現金を入金する必要がない
  • 100円など少額から投資ができる
  • 「投資型」の場合は現金で運用でき、出金すると現金として手に入る
  • 運用利益も現金として手に入る
  • 投資対象は「投資信託」や「株式投資」など、証券会社によってバリエーションが多い
  • 売買手数料がかからない
  • 入金手数料や出金手数料も無料
  • NISA口座も作れるので、譲渡益も非課税にできる
  • 分配金や配当金ももらうことができる
  • 株主優待は単元株になればもらうことができる
  • 「運用型」のポイント運用は税金が安い

ポイント投資のメリットは非常にたくさんあり、各証券会社は投資金額を100円など少額から投資できるようにしてハードルを低くしています。

また、売買手数料や入出金の手数料を無料にして誰でも少額で投資できるよう、工夫しています。

投資商品のバリエーションは各証券会社によって違いますが、通常の現金で投資できる銘柄のほとんどがポイント投資の対象となり、NISA口座での運用も可能です。

利益は税金がかかりますが、現金で引き出すことができるので、ポイントの現金化も可能となります。

ポイントを普段余らせてしまっている人は、ぜひポイント投資をして資産運用&ポイントの現金化になるのでおすすめです。

参照:ドットマガジン ポイント投資とは|知っておきたい基礎知識〜メリット・デメリット&おすすめサービスを紹介

ポイント投資のデメリット

ポイント投資のデメリット

  • 運用結果によってはポイントが減ってしまう
  • 利益に対しては税金がかかる
  • 株式投資は月額費用や現金が必要な場合もある

ポイント投資のデメリットは「運用結果によってポイントが減る可能性がある」ということです。

ポイント投資はほとんどが「投資信託」で運用することになりますが、景気動向や為替リスクによって、投資した時よりも低い結果になることもあります。

投資商品なので、損失が出ることは理解しておきましょう。

また、投資して得た「利益」には税金もかかります。

一部の証券会社で「国内株式」にもポイント投資することができますが、一時的に現金が必要だったり、月額費用が必要になる商品もあります。

投資信託のタイプは売買手数料や解約手数料はかかりませんが、「信託報酬」という管理は年間0.1%~2.0%ほどかかります。

ポイント投資のメリット・デメリット 投資型

ポイント投資のメリット・デメリット 投資型

投資型のメリット
  • 現金運用ができるので、現金として返ってくる
  • 本当の投資商品に投資ができる
  • NISAや積立NISAでの運用もできる
  • 口座開設時にキャンペーンポイントがもらえることもある
  • 分配金や配当金がもらえる
  • 売買手数料や解約手数料がかからない

「投資型」と呼ばれるいわゆる「ポイント投資」は、ポイントを現金化して運用するため、通常の投資信託や株式投資と変わりなく運用することができます。

利益が出れば現金で受け取ることができ、投資信託の分配金や、株式投資の配当金も受け取ることができます。

株式投資は単元株(最低口数)になれば、株主優待も受けることができます。

ポイント投資はほとんど「現金」と変わらない扱いになるので、投資商品の制限もありません。

投資型のデメリット
  • 証券会社で投資用の専門口座を開設する必要がある
  • 本人確認書類やマイナンバーの提出が必要になる

「投資型」のポイント投資は、証券会社での口座開設が必要になるため、本人確認やマイナンバーなど、正規の手続きが必要になります。

口座開設するまでに1週間から2週間ほど時間がかかるため、「登録してすぐにスタート」することができません。

本格的に運用して行くのであれば、投資型のポイント投資の方がおすすめです。

「投資型」ポイント投資の会社一覧
楽天ポイント Tポイント(SBI) Tポイント(ネオモバ) LINEポイント

ポイント投資のメリット・デメリット 運用型

ポイント投資のメリット・デメリット 運用型

運用型のメリット
  • 専用口座の開設など、手続きが簡単
  • 投資口座への出し入れが簡単で、短期投資もできる
  • ポイントで運用するため、ゲーム感覚で楽しむことができる
  • ちょっとした裏技的な運用方法もある(dポイント投資)

「運用型」のポイント運用は、「ポイントのまま運用」して、利益もポイントでもらいます。

疑似的な運用になるため、証券会社での口座開設は必要なく、手続きが早ければその日から運用をスタートすることも可能です。

ポイントの出し入れも簡単で、短期的な投資を楽しむことができ、dポイント投資などでは裏技的な運用方法があり人気を集めています。

投資に抵抗がある人は、まずポイント運用から始めてみると良いかもしれません。

運用型のデメリット
  • 利益もポイントでの還元となる
  • 投資商品の種類が少ない
  • 基本的に投資信託となり、株式には投資できない

運用型のポイント運用はポイントでの運用になるので、「現金」で利益を受けることができません。

「ポイントを現金化したい」という人はポイント投資の方がおすすめです。

また、ポイント運用は投資商品の種類が少ないので、「投資を本格的にやりたい人」には物足りないかもしれません。

ポイント運用はゲーム感覚で利益が上がるのを楽しむもので、本格的にやりたい人はポイント投資にしておきましょう。

「運用型」ポイント運用の会社一覧
dポイント 楽天ポイント(運用) auポイント 永久不滅ポイント

ポイント投資のメリット・デメリットまとめ

ポイント投資やポイント運用のメリットやデメリットが理解できたよ。
僕は本格的にやりたいから、ポイント投資をやってみようかな。

カクカク

マルマル

簡単に始めたい人は「ポイント運用」、本格的にやりたい人は「ポイント投資」を選ぶと良いよ。
あとは自分が貯めているポイントが何のポイントかによるね。

ポイント投資のメリットやデメリットについて紹介して来ました。

ポイント投資は貯めたポイントで利益を出すことができ、現金を持ち出さなくても済む点が大きなメリットです。

ポイントが余っている人や、将来のために有効活用したい人は、ぜひポイント投資をやると良いでしょう。

ポイント投資もポイント運用も違いはありますが、将来への有効な積み立てになると思います。

この記事の監修者
伊藤亮太FP 事務所名 伊藤亮太FP事務所
氏名 伊藤亮太
所得資格 CFP®、DCアドバイザー、証券外務員
CFP®番号 90154940
プロフィール
学生の間にCFP資格、DCアドバイザー資格取得
その後、証券会社の営業・経営企画部門、社長秘書等(その間に投資信託や株式の販売、セミナー企画、FX事業の立ち上げ、投資顧問会社の設立など)を行う。また、投資銀行業務にも携わる。
2007年11月 スキラージャパン株式会社設立。取締役に就任。
東洋大学経営学部非常勤講師、大手前大学通信教育部非常勤講師、千葉科学大学危機管理学部非常勤講師
ファイナンシャルプランナーとして活動中
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